『DQ4』発売から30年、ファミコン時代の終わりと共に シリーズに新たな方向性

引用元:マグミクス
『DQ4』発売から30年、ファミコン時代の終わりと共に シリーズに新たな方向性

 1990年2月11日にエニックス(現:スクウェア・エニックス)から発売されたファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以下、ドラクエIV)は、「ドラクエ」シリーズ初となる公式の名前付きプレイヤーキャラクターが登場し、ストーリー性の高いタイトルとして人気作となりました。『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』など多くの派生作を生み出した同作について、発売が受験と被り遊びたくても遊べないという経験をしたライターの早川清一朗さんが、当時の記憶を語ります。

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 ファミコンの「ドラクエ」シリーズの発売日が1月と2月に偏っているのは、子供たちがお年玉で買えるようにと配慮されていたためです。大変にありがたい話だったのですが、『ドラクエIV』に限っては、筆者にとって大変厳しい日程でした。この年に受験を控えていたのです。

『II』や『III』が発売される前はクラスメイトと「ドラクエ話」で盛り上がっていたものの、受験シーズンクライマックス真っ最中の発売とあってはそうはいきません。緊張感漂う教室の中で、「ああ、ドラクエIVがやりたい……」と思いながら、問題集を解いていました。

 ようやく受験が終わり、『ドラクエIV』を購入したのですが、ここで『III』に引き続き、「抱き合わせ販売」にぶつかってしまいます。セットになっていたのは野球のゲームだったことは覚えていますが、送球をキャッチするときにいちいちボタンを押さねばならず、面倒だったのでほとんどプレイせずに放り出してしまいました。

 受験からも解放され、安堵感に浸りながらプレイを開始した『ドラクエIV』は、期待通り、いやそれ以上の出来栄えでした。シリーズ初の固有の名前を持つキャラクターたちによる全5章仕立てのシナリオはどれも素晴らしく、とても楽しませてもらえました。パーティ構成も8人のキャラクターの中から4人を自由に選んで編成できる自由度の高さが面白さを倍増させていました。馬車に乗っているメンバーは戦闘中何をしているのだろうという疑問は沸きましたが、ファミコンの性能を考えれば8人全員を同時に稼働させるのは難しかったのでしょう。あと、戦闘がAI制御だったため、自由に動かせないところは少し戸惑いました。

 特にクリフト。ザラキを使う相手は選んで。

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